冷蔵庫を処分する場合は、買い替え先や購入した店に回収を相談するところから始めましょう。
家庭用の冷蔵庫・冷凍庫は家電リサイクル法の対象品で、一般的な粗大ごみとは受付が異なります。
費用は冷蔵庫のメーカーと容量だけでなく、回収先や室内からの搬出作業によっても変わるため、総額で比べるのが大切です。
回収方法を決めてから、リサイクル料金・収集運搬料・搬出費用を分けて確認します。
冷蔵庫の処分方法は買い替えの有無から選ぶ
まずは次の表から、自分に合う相談先を探してください。
| 状況 | 最初の確認先 | 確かめること |
|---|---|---|
| 新しい冷蔵庫を買う | 買い替え先の販売店 | 配達と同時の回収、古い冷蔵庫の搬出条件 |
| 処分だけで購入した店が分かる | 購入した販売店 | 回収の受付、予約日、費用 |
| 購入店が不明・遠方・閉店した | 住んでいる自治体の案内 | 地域の回収ルート、紹介先や受付方法 |
| 自分で安全に運べる | 家電リサイクル券センターと指定引取場所 | 券の手続き、受入時間、持込み方法 |
自治体によっては協力店や許可業者などを案内しているため、別の地域の回収窓口へそのまま申し込むのではなく、住んでいる地域の案内を確認しましょう。
大阪市の家庭用家電の処分案内でも、買い替え先や購入した販売店への相談、自分で指定引取場所へ持ち込む方法などが示されています。
一般家庭の冷蔵庫か判断しづらい場合は、型番を伝えて確認してください。
業務用の機器は、同じ見た目でも家庭用の回収方法に当てはまるとは限りません。
冷蔵庫の処分費用は三つの項目で比べる
見積もりや店頭の案内では、「リサイクル料金」「収集運搬料」「搬出などの作業料金」を確認します。
リサイクル料金が安く見えても、室内から出す作業や階段料金が含まれるとは限りません。
| 費用 | 確認する内容 |
|---|---|
| リサイクル料金 | メーカー、冷蔵庫の全定格内容積、税込金額 |
| 収集運搬料 | 店や回収先から指定引取場所へ運ぶ費用 |
| 搬出・付帯作業 | 室内からの移動、階段、取り外しなどの作業範囲 |
家電リサイクル券センターの料金一覧では、2026年10月7日の確認時点で、パナソニックの冷蔵庫・冷凍庫の料金は次のとおりでした。
| 容量区分 | リサイクル料金の例(税込・1台) |
|---|---|
| 小(170L以下) | 3,740円 |
| 大(171L以上) | 4,730円 |
これはメーカー別の一例で、回収や搬出を含めた処分の総額ではありません。
ほかのメーカーの料金や、申込み時点の最新金額は公式一覧で確かめてください。
容量は外寸から推測せず、本体の表示や取扱説明書にある全定格内容積を確認しましょう。
メーカー名・型番・容量の表示を撮っておくと、回収の問い合わせで伝えやすくなります。
「いくらかかるか」を聞くときは、冷蔵庫が今置いてある場所も伝えてください。
玄関渡しの見積もりと、台所から運び出してもらう見積もりでは、含まれる作業が違うことがあります。
自分で指定引取場所へ持ち込むときの確認
持込みを選ぶ場合は、家電リサイクル券センターの案内に沿って、郵便局での券の手続きや料金の支払い、指定引取場所を確認します。
出発前に受入時間と休業日を調べ、冷蔵庫を安全に積める車と人数をそろえてください。
積み方や運搬時の注意は機器ごとの案内に従い、指定引取場所への持込みと室内からの搬出を別々に考えましょう。
引き渡した後も、家電リサイクル券の控えは保管しておきます。
金属部分を売るために冷媒の配管を切ったり、自分で分解してごみに出したりする方法は選ばないでください。
回収日までに食品・水・搬出経路を整える
回収日が決まったら、食品を使い切る予定と、当日に別の場所へ移す食品を先に整理します。
製氷を止める時期、給水タンクや氷の扱い、電源を抜くタイミングは、取扱説明書を確認してください。
パナソニックの引っ越し時の準備案内も、冷蔵庫の食品や製氷、霜取りなどの準備を説明しています。
機種や回収先によって必要な準備が異なるため、一律に「何時間前」と決めず、予約時の指示と本体の説明書を照らし合わせましょう。
搬出経路は、冷蔵庫の寸法だけでなく、台所の出入口、廊下、階段、玄関の幅を確認します。
床に置いた物や通路の荷物を先に片付けておくと、当日の作業範囲を見通しやすくなります。
回収日前の食品整理と、電源を切る予定を分ける
冷蔵庫の回収予約が決まったら、食品を使い切る日、冷凍食品を移す日、電源を切る時刻を別々に予定へ入れます。
霜取りや水抜きの時間は機種で異なるため、一般的な何時間という目安だけで決めず、取扱説明書と回収先の案内に従ってください。
製氷用の給水タンクや外せる棚などの扱いも説明書で確認し、運搬中に動く部品をどう固定するかを回収先へ尋ねましょう。
新しい冷蔵庫へ食品をすぐ戻せるかも、設置後の使用開始条件を確認して判断します。
その間の保冷場所を用意できない場合は、買い物量を減らすなど、食品が残らない予定へ変えてください。
当日は冷蔵庫の中を空にしたことと、通路・階段・玄関に物がないことを確認し、自分で本体を倒して待つような準備は行いません。
重くて運べない場合は搬出だけの相談もできる
冷蔵庫を無理に動かさず、販売店や回収先へ室内からの搬出に対応できるかを聞いてください。
搬出だけを別の人に頼む場合は、どこまで運ぶか、回収担当へいつ引き渡すかを決めておきましょう。
自治体の支援や作業だけの依頼を含む選び方は、粗大ごみを運べないときの相談先でも整理しています。
家全体の不要品を整理している場合は、片付けを始める場所と仕分けの順番から、回収日に合わせて作業を分けられます。
回収と作業の担当を確かめてから頼む
手伝いが必要なら、ダレカニの片付け・不用品回収カテゴリーから、搬出や整理を相談できる先を探す方法もあります。
予約前に、室内からの搬出、回収運搬、リサイクル券の手続きのうち、どこまで対応するかを確認しましょう。
環境省の家電リサイクルに関する案内では、家庭の廃棄物の回収には一般廃棄物処理業の許可や自治体からの委託が必要で、産業廃棄物の許可や古物商の許可とは異なることが示されています。
サービスの掲載があることだけで回収の条件を判断せず、実際に収集運搬する事業者と、申込み後の追加費用を確かめてください。
実家の整理で冷蔵庫も手放す場合は、親への相談と残す物の確認を先に済ませておきましょう。
参考にした情報
以下の一次情報を2026年10月7日に確認しています。
大阪市:家電リサイクル法対象品目の出し方 (…>ご家庭で出るごみ>分別・出し方のルールと収集カレンダー)



